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「開眼! JavaScript」を読んだ

前からJavaScriptについてちゃんと勉強したいなー、と思ってたのでamazonで評判が良かった「開眼JavaScript」を読みました。

開眼! JavaScript ―言語仕様から学ぶJavaScriptの本質

開眼! JavaScript ―言語仕様から学ぶJavaScriptの本質

 

 

感想としては、「とても良かった」です。というか、こういうふうにJavaScriptを勉強したいなーって思ってた内容をしっかり書いてくれていた感じ。

「言語仕様の説明に徹している」という点がこの本のよいところで、悪いところが「その言語仕様でどのようにコードを書いていくか」みたいな説明はほとんどないところですかね。(これは裏表の関係ですが。)

 

どんな本かというのはまえがきに書いてあって、本当にまえがき通りです。

 

本書はJavaScriptデザインパターンや、JavaScriptによるオブジェクト指向プログラミングの本ではありません。良いJavaScriptの特徴を悪い特徴と区別しているものでもありません。JavaScriptの完全なリファレンスガイドでもありません。プログラミングの超初心者の本でもなく、JavaScriptを全く知らない人のための本でもありません。レシピ満載のクックブックでもありません。これらの本はすでに存在します。
本書の目的は、JavaScriptにおけるオブジェクトをはじめとするさまざまな要素、たとえばオブジェクトそのものやプリミティブ値、スコープ、継承、グローバルオブジェクトなどを考えることによって、JavaScriptの正確な世界観を提供することです。本書はJavaScriptのオブジェクトの性質について焦点を当てており、ECMA-262 Edition3標準の簡潔かつ消化可能な要約でもあります。
 (開眼!JavaScript ー 言語仕様から学ぶJavaScriptの本質)

 

出版日が2013年なので、当然ながらES2015に関する仕様説明なんかは全くないです。それについては別のところでやったほうがいいですね。

 

たぶん実務でJavaScript書いてる人だったら「おお!この挙動の裏はこんなふうになってたんだな(感覚ではわかってたけど)」みたいな感じな本なんでしょうが、自分はJavaScriptまだあまり書かず比較的Rubyを多めに触ってるので、「ここRubyでいうアレに似とるなー(小並感)」みたいな読み味でした。

 

JavaScriptを深く知りたい方、おすすめです。開眼します!ソースは自分で、サンプル数1です。

もうちょっと内容に踏み込んだこと書きたかったんですが、言語の本質的な話が多いので、僕のレベルではまだあんまり語れません!

でも面白い本でした。

 

おわり。