「開眼! JavaScript」を読んだ
前からJavaScriptについてちゃんと勉強したいなー、と思ってたのでamazonで評判が良かった「開眼JavaScript」を読みました。
開眼! JavaScript ―言語仕様から学ぶJavaScriptの本質
- 作者: Cody Lindley,和田祐一郎
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2013/06/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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感想としては、「とても良かった」です。というか、こういうふうにJavaScriptを勉強したいなーって思ってた内容をしっかり書いてくれていた感じ。
「言語仕様の説明に徹している」という点がこの本のよいところで、悪いところが「その言語仕様でどのようにコードを書いていくか」みたいな説明はほとんどないところですかね。(これは裏表の関係ですが。)
どんな本かというのはまえがきに書いてあって、本当にまえがき通りです。
本書はJavaScriptのデザインパターンや、JavaScriptによるオブジェクト指向プログラミングの本ではありません。良いJavaScriptの特徴を悪い特徴と区別しているものでもありません。JavaScriptの完全なリファレンスガイドでもありません。プログラミングの超初心者の本でもなく、JavaScriptを全く知らない人のための本でもありません。レシピ満載のクックブックでもありません。これらの本はすでに存在します。
本書の目的は、JavaScriptにおけるオブジェクトをはじめとするさまざまな要素、たとえばオブジェクトそのものやプリミティブ値、スコープ、継承、グローバルオブジェクトなどを考えることによって、JavaScriptの正確な世界観を提供することです。本書はJavaScriptのオブジェクトの性質について焦点を当てており、ECMA-262 Edition3標準の簡潔かつ消化可能な要約でもあります。
(開眼!JavaScript ー 言語仕様から学ぶJavaScriptの本質)
出版日が2013年なので、当然ながらES2015に関する仕様説明なんかは全くないです。それについては別のところでやったほうがいいですね。
たぶん実務でJavaScript書いてる人だったら「おお!この挙動の裏はこんなふうになってたんだな(感覚ではわかってたけど)」みたいな感じな本なんでしょうが、自分はJavaScriptまだあまり書かず比較的Rubyを多めに触ってるので、「ここRubyでいうアレに似とるなー(小並感)」みたいな読み味でした。
JavaScriptを深く知りたい方、おすすめです。開眼します!ソースは自分で、サンプル数1です。
もうちょっと内容に踏み込んだこと書きたかったんですが、言語の本質的な話が多いので、僕のレベルではまだあんまり語れません!
でも面白い本でした。
おわり。